フッ素の洗口剤でむし歯予防② 四ツ谷・麹町駅近くの初谷歯科
前回の続きです。
フッ化物洗口剤を継続的に使うと・・・
②生えたばかりの永久歯のエナメル質の成熟の促進
生えたばかりの歯は未熟なため、
むし歯になりやすいと同時に、フッ素の洗口剤の
作用も受けやすい状態にあります。低濃度のフッ化物は
唾液中のカルシウムやリンの取り込みを活発にし、
生えたての歯のエナメル質の成熟を促し、
むし歯の菌に強い歯になります。
③初期のむし歯の再石灰化とむし歯の進行を抑制
磨き残しのプラーク(細菌の塊)による酸で
むし歯の初期の段階では低い濃度で高頻度に
使用するフッ化物洗口剤の存在によって、
唾液中のカルシウムやリンが脱灰部(むし歯の初期の段階)
に取り込まれ、ミネラル濃度が健全な程度まで回復する
再石灰化の減少が促進されます。
フッ化物洗口剤は使用後吐き出すだけで
水ですすぎをしないことから、フッ素入りの歯磨き粉に比べて
お口の中に停滞するフッ化物イオンの濃度が高く
効果の持続が期待できると考えられています。
フッ化物洗口を毎日のブラッシングにプラスして
むし歯菌に負けない強い歯を目指しましょう。
歯科衛生士 マヤ