歯の接触癖⑤ 四ツ谷・麹町駅近くの初谷歯科
前回の続きです。
TCH(歯の接触癖)のもう一つの改善策は
「舌」の位置です。
皆さん、今「舌」はどの位置にありますか?
舌が下にある方は残念ながら舌の正しい位置ではありません。
舌が下にある方、TCHの方は下に歯の跡がくっきりついています。
舌の脇や舌の先にまで歯の跡がついている方はTCHの兆候が見受けられます。
舌の正しい位置は上あごに舌がべたっと
くっついている状態が正しい位置になります。
そうすることで歯と歯が自然と離れていませんか?
本来は歯数ミリ空いていて、舌は上あごにくっついているのが
良い状態です。
また「あいうべ体操」でお口周りの体操も効果的です。
TCHは上下の歯を一日20分以上接触させてしまう癖です。
また、あらゆる歯科疾患の寄与因子になります。
強いかみ合わせの力(食いしばり)より、
弱くて長時間のかみ合わせの力の方が問題を引き起こします。
TCHは無意識に行うため、自覚するのが難しいのです。
TCHを防ぐことで、むし歯や歯周病の予防につながり、
お口の中だけではなく、慢性的な頭痛、肩こりなどの
症状緩和につながります。
お手洗いに行くとき、お水を飲むときなど何かするときに
歯を離す意識と舌を上あごにつける意識をして、
習慣化を目指しましょう。
歯科衛生士 マヤ